「中村春菊って、名前はよく聞くけどどんな作品を描いてるの?」と気になっていませんか?
この記事では、中村春菊さんの作品について解説します。
結論からお伝えすると、中村春菊さんの作品は「まるで少女マンガのように甘酸っぱい恋」が描かれているのが特徴です。自然と応援したくなってしまうような魅力的なキャラクターばかりで、中村春菊ワールドにのめり込んでしまうこと間違いなし。
一方で、時代物のストーリーの骨太さは天下一品。キュンとするお話や笑えるお話だけでなく、泣けるお話も魅力的な作家さんです。
中村春菊さんに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
中村春菊とは?BL作家
中村春菊さんは、1998年に『東山道転墜異聞』で商業デビュー。デビュー当時は時代物をよく描かれる作家さんでした。
2002年に現代を舞台にした『純情ロマンチカ』が連載開始され大ヒット。テレビアニメ化もされ、BLアニメとしては異例の3期まで制作されるなど、人気の高さが伺えます。
2006年に連載開始された『世界一初恋』もテレビアニメ化のみならず劇場アニメ化されるなど、様々なメディアミックスもされている作家さんです。
中村春菊のおすすめの連載作品5つを紹介!
①『純情ロマンチカ』
『純情ロマンチカ』は、超有名小説家・宇佐美と、宇佐美に家庭教師をしてもらうことになった高校生・美咲のラブコメディ。
兄の親友であるというつながりで、宇佐美に家庭教師をしてもらうことになった美咲。有名小説家で超セレブ、そしてゲイである宇佐美は、実は美咲の兄に片想いをしていて……。
大人のくせにわがままで、けれど脆いところもある宇佐美に振り回されながらも、お互いを愛し、信頼しあっていく。可愛らしい絵柄とハイテンションなストーリーで展開されるラブコメディです。
エロもたっぷりで、巻が進むごとに並行して掲載される他のカップリングもとっても魅力的。
「大型ワンコ医大生・野分×ツンデレ文学部助教授・上條(純情エゴイスト)」や、「元妻を引きずる大学教授・宮城×元妻の弟である高校生・忍(純情テロリスト)」など、きっと好きなカップルが見つかるはずです。
②『純情ミニマム』
『純情ミニマム』は『純情ロマンチカ』の番外編で、登場人物の幼少期を描いたお話です。
負けん気の強い少年・上條(『純情エゴイスト』)は、自分でやると言いだした習い事に忙殺され、秘密基地に逃げ込んでしまう。そこで出会った内気な少年・宇佐美(『純情ロマンチカ』)は帰国子女で、上條はそんな宇佐美にドキドキしてしてしまう。
もう一編は『純情ロマンチカ』の美咲と、その兄・孝浩の幼少期のお話。両親が亡くなった直後、大人から心無い言葉を向けられる兄を励ますために、夕食を作ることにした美咲。しかし7歳の美咲がうまくできるはずもなく、荒れた台所を見た孝浩はつい怒ってしまい……。
登場人物たちがどう育ってきたか、ルーツが垣間見える、あたたかなお話が揃った一冊です。
③『世界一初恋 ~小野寺律の場合~』
『世界一初恋 ~小野寺律の場合~』は、出版社に勤める律と、その上司で実は初恋の人・高野のお話です。
親の七光りと言われることに耐えきれず、競合他社である丸川出版へ転職した律。配属部署は希望した文芸編集部ではなく少女漫画編集部な上、上司の高野は無愛想で最悪!と思っていたら、実は高野がもう二度と思い出したくなかった自分の初恋相手だと判明して……!?
エロもあり、高野に翻弄されて騒ぐ律がかわいくて仕方ないこと間違いなしです。
編集部メンバーや担当する作家陣も超個性的。スピンオフ小説『世界一初恋 ~吉野千秋の場合~』、『世界一初恋 ~羽鳥芳雪の場合~』、『世界一初恋 ~横澤隆史の場合~』も出版されており、登場人物たちを掘り下げられる『世界一初恋』ワールドにぜひ浸ってみてください。
④『Hybrid child』
『Hybrid child』は、人間でも人形でもない、持ち主の愛情によって育つ「ハイブリッド・チャイルド」を軸にした3編のお話。
第一話:和泉家の若き当主・小太郎は、8歳のときにゴミ捨て場でハイブリッド・チャイルド、葉月を拾う。周りが何度捨てようと手元から離さず一緒に育ってきたが、ある日、葉月の寿命が近いことを悟り、開発者の黒田の元に駆け込む。
第二話:ハイブリッド・チャイルドのゆずは、主人である瀬谷壱に愛情深く育てられているはずなのに、なかなか成長しない自分に焦っていた。ある日、瀬谷は藩士時代の戦での恨みから、暴漢に襲われ目を切られ盲目に。そこから、ゆずの成長が始まる。
第三話:藩の家老・月島と、武官の黒田、瀬谷。戦で世が荒れていく中で、黒田は「新作のからくり人形」を作っていた。戦が終わり、大切な人を喪った黒田。共に暮らすからくりーーハイブリッド・チャイルドが初めて発した言葉に、黒田は涙する。
エロは少しだけ。どの物語も、人とハイブリッド・チャイルドが織りなす純粋な「愛」に、胸が締め付けられる名作です。
⑤『満月物語』
『満月物語』は、中村春菊さん版・かぐや姫とも言えるお話。不正事件の罪をなすりつけられ無職となった藤原隆明は、幼馴染の藤原成人に「かぐや姫を見に行こう」と誘われる。
成人がかぐや姫を見に行っている間に川で出会った美少年は、なんと当のかぐや姫。口を開けば下品なことしか言わないかぐやだが、実は、とある公家の双子の兄だということが分かって……。
登場人物はサブキャラクターも含めてとにかく濃い変人ばかり。エロはなく、ハイテンションに進むラブコメディですが、かぐやの過去を知ったとき、ほろりとくること間違いなしです。
中村春菊のTwitterアカウントはどれ?
中村春菊さん名義のTwitterは開設されていませんが、出版社が管理している「純情ロマンチカ&世界一初恋★公式」にて最新情報がアップされています。
中村春菊さんの最新情報はぜひここからチェックしてください。
中村春菊の公式ホームページは?
中村春菊さんは公式ホームページを開設されていませんでした。
Twitterで日々、最新情報がツイートされていますので、そちらを確認してくださいね。
私が思う中村春菊の作品の魅力!
私が思う中村春菊さんの作品の魅力は3つあります。
①少女マンガのようにキラキラした明るいボーイズラブ
②生きてきた背景が見えるような魅力的なキャラクターたち
③時代物で際立つ骨太なストーリー
『純情ロマンチカ』や『世界一初恋』に代表されるように、まるで少女マンガのように甘酸っぱい恋を描くのが得意な作家さんです。キャラクターたちの幼少期を描いた話では、どうしてそのキャラクターがそういう性格になったのかも描かれます。
一方で、『Hybrid Child』や『満月物語』のように、時代物のストーリーの骨太さは天下一品。キュンとするお話や笑えるお話だけでなく、泣けるお話も魅力的な作家さんです。
まとめ:キラキラした明るいボーイズラブを読みたいときは中村春菊さんをチェック!
中村春菊さんの作品は「少女マンガのようにキラキラした明るいボーイズラブ」が特徴です。魅力的なキャラクターたちが生き生きと描かれ、時代物では骨太なストーリーで読者を泣かせます。
作品の中で何組もカップルが登場するのが特徴ですが、それらがぶつかり合うことはなく、皆が幸せに暮らしている世界観が印象的です。
アニメ化された作品も多数。テレビアニメ化された『純情ロマンチカ』、テレビ・劇場アニメ化された『世界一初恋』、そしてOVA化された『Hybrid Child』。マンガだけでなく、アニメでもその世界を楽しむことのできる作家さんです。
これを機に興味を持たれた方は、ぜひ中村春菊さんの作品を読んでみてくださいね。
