作品

永井三郎とは?どんなBL作家さんなのか?オススメ作品までまとめました。

「永井三郎って、よく聞くけどどんな作品描いてるの?」と気になっていませんか?

この記事では、永井三郎さんの作品について解説します。

結論からお伝えすると、永井三郎さんの作品は「とにかく振り切れたギャグ」と「ジェンダーの悩みを描くシリアスなストーリー」など、作品によって作風ががらりと変わるのが特徴です。

いずれも、卓越した画力で描かれているので、その世界観に引き込まれること間違いなし。

永井三郎さんに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

永井三郎とは?BL作家

永井三郎さんは、貧乏神や疫病神など残念な神様たちを描いたギャグ漫画『珍神』でデビュー。

BL作品だけでなく、学園コメディ『青春エレジーズ』や、女の子たちを様々な呪縛から解き放つ『センコウガール』など、様々な作品を発表されている作家さんです。

作品の振れ幅は非常に大きく、ギャグ一辺倒なものからシリアスなものを、背景含め高い画力で描かれています。

永井三郎のおすすめの連載作品5つを紹介!

    ①『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A』
    ②『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B』
    ③『深潭回廊』
    ④『少年よ、大志とか色々抱け』
    ⑤『緊縛パッション』

①『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A』

『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A』は、クラスメイトから「ホモっぽい」といじめに遭っている三島と、三島をいじめていた桐野・夢野の3人を中心に、男子高校生が自分のジェンダーと向き合い始めるお話です。

山に囲まれた片田舎に住む高校生・三島は、母親の口紅を持ち出し隠れて女装をすることで、なんとかゲイである自分の気持ちを落ち着かせていた。

しかしあることがきっかけで、自分をいじめていたグループのリーダー・桐野に女装がばれ、ひどい言葉を投げかけられてしまう。落ち込む三島だが、うっかり落とした口紅を拾ってくれた桐野が、それを自分の唇に塗ろうとしているのを目撃してしまい……。

エロはありませんが、卓越したストーリーに心が震えること間違い無しの傑作です。

②『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B』

『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:B』は、和解した三島と桐野、そして自分の気持ちに気づきはじめた夢野を描く、『スメルズライクグリーンスピリット SIDE:A』の続編です。

三島と桐野はお互いのジェンダーを理解し、普段、学校では出せない本音を屋上で語り合うようになっていた。

一方で、三島をいじめることをやめ、逆に親しくし始めた桐野に対して苛立ちを感じるようになっていた夢野は、なぜ自分が苛立つのか気づき、自分の気持ちと向き合おうとし始める。そんな中、社会科の教師・柳田が、三島に目をつけ始め……。

エロは少しだけですが、田舎特有の閉塞感の中、それぞれの男子高校生が自分のジェンダーを考え、認め、これからどう歩んでいくかを決めていくお話は、きっと心に響くはずです。

③『深潭回廊』

『深潭回廊』は、『スメルズライクグリーンスピリット』で三島に対してレイプ未遂事件を起こし姿を消した柳田の、その後を描いたお話です。

過去の自分を捨て、逃げて、逃げて、逃げた果てにたどり着いた小さな島。柳田はそこで「山田」と名乗って暮らすようになっていた。美しい見た目で島の人々と穏やかに交流するふりをしながら、心のなかでは他人に対して汚い言葉を吐く山田。

そんな彼に興味を持った中学生・渚によって、山田を苦しめる自分の小児性愛という性癖が浮き彫りにされていく。

渚にされるがままのセックスは、逆に山田を苦しめているようにも見えて読んでいてつらくなります。かつてレイプ未遂を犯した男が、これからどう変わってゆくのか。重いストーリーが好きな方におすすめです。

④『少年よ、大志とか色々抱け』

『少年よ、大志とか色々抱け』は、空気の読めない超健康優良児・マサジと、むさ苦しい男子寮に突然舞い降りた女神(※男子転校生)・カズマの爆笑青春ラブコメディです。

帰国子女で転校生のカズマととにかく仲良くなりたい、イケメンだけど喋るとおバカなマサジ。お風呂に乱入してその美貌に勃起してしまい変態呼ばわりされたり、とにかく甲斐甲斐しく世話をして鬱陶しがられたり……。

オーラが見えるミキティ、ギャル男のチャラ井など、男子寮メンバーはとにかく超・個性的。エッチなしで、ひたすらにカズマにアプローチするマサジにとにかく最初から最後まで腹筋が刺激されてしまうハイテンションなギャグBLマンガです。

⑤『緊縛パッション』

『緊縛パッション』は、18歳の美大生・武蔵と、市役所勤めの真面目な男・京太郎(通称:シチサン)によるラブコメディです。

武蔵は幼少期、いじめられっこによって縛られた美少年・マリオを見たことがきっかけで、緊縛された男が好きという性癖を持つようになる。美大ではその性癖に従って緊縛された男の絵を描いているが、いまいち筆が乗らず困っていた。

そんなときに紹介されたモデル・京太郎は、とにかく目立たず地味に生きていきたいというタイプの男で、性格も容姿も武蔵とは正反対。けれど、縛られ、描かれる対象となった京太郎からは、不思議と匂い立つような色気が感じられて……。

エロはなしでギャグテイストで話は進んでいきますが、永井三郎さんの美しい絵柄で描かれる”緊縛”も注目の作品です。

永井三郎のTwitterアカウントはどれ?

永井三郎さんはTwitterアカウントを持たれていませんでした。

そのため、最新情報は出版社などが告知の際に使われているハッシュタグ「#永井三郎」をチェックしましょう。

永井三郎の公式ホームページは?

永井三郎さんの公式ホームページは「http://sab.ko-me.com/」です。
昔書かれたイラストなどが掲載されています。

私が思う永井三郎の作品の魅力!

私が思う永井三郎さんの作品の魅力は3つあります。

①とにかく振り切れた卓越したギャグセンス
②心が苦しくなってしまうような、シリアスで重厚なストーリー
③正反対のそれらのお話を描ききる画力

表紙などから分かるように、その画力はとても高く、特に人の表情と人体(裸)が飛び抜けて上手な作家さんです。その画力でぶっとんだギャグをやるので、そのギャップがとにかく面白いと感じてしまいます。

一方で、シリアスな物語はとことん重くてリアルで、読んでいるこちらの心が締め付けられるようなものばかりです。特に、繊細に描かれるジェンダーへの悩みは、きっと自分の周りにも同じように感じていた人はいたのだろうと感じてしまうくらいリアルで惹きつけられます。

まとめ:美しい絵柄からは想像を絶するギャグ、そしてそのギャグからは想像できないシリアスなストーリーで度肝を抜いてくる作家、永井三郎さん

永井三郎さんの作品は「とにかく振り切れたギャグ」と「ジェンダーの悩みを描くシリアスなストーリー」など、作品によって作風ががらりと変わるのが特徴です。

いずれも、卓越した画力で描かれているので、その世界観に引き込まれること間違いなし。ギャグ作品の強烈な勢いや、シリアス作品で描かれるゲイを見る世間の目線など、のめり込んで読んでしまうパワーがある作家さんだと思います。

これを機に興味を持たれた方は、ぜひ永井三郎さんの作品を読んでみてくださいね。