「榎田尤利って、聞いたことあるけどどんな作品を描いているの?」と気になっていませんか?
この記事では、榎田尤利さんの作品が大好物な私が、榎田尤利さんの作品について解説します。
結論からお伝えすると、作品の傾向は「切ない」「健気受け」「あまあま」作風が多いです。
私は、年間かなりの数のBL小説を読んできましたが、その中で好きな作家さんの一人が榎田尤利さんです。
榎田尤利とは?BL作家
私は、年間かなりの数のBL小説を読んできましたが、その中で好きな作家さんの一人が榎田尤利さんです。
榎田尤利さんは、BL小説家の中ではベテラン中ののベテランBL作家ですが、一般の小説も書いているようで、一般の小説の時のペンネームは、榎田ユウリとなっているようです。
ここではBL作家としての榎田尤利さんの本について触れていきます。
榎田尤利のおすすめのシリーズ作品5つを紹介!
榎田尤利さんの作品を全て読んだ私が、オススメのシリーズ作品を5つご紹介します。
作品は以下の通りです。
本当にどれも素敵で悩んだのですが、特に私がオススメする作品を厳選しましたので、1つずつ解説していきますね。
①『交渉人は黙らない』から始まる交渉人シリーズ
榎田さんの代表作といえば、やはりこの交渉人シリーズでしょう。
このシリーズは第1冊目の『交渉人は黙らない』からスピンオフを入れると7冊が出版されています。
また榎田さんの100冊記念として『交渉人』の豪華版が出版されていますので、正確には8冊ということでしょうか。
元検事で元弁護士で、そのうえ美貌と才能をも持ち合わせた交渉人である芽吹章と、その後輩である兵頭はヤクザの若頭。
シチュエーションとしては萌えの典型的なカップルでございます。
正義の人である交渉人の芽吹と裏稼業の兵頭は、まぁ、正反対の場所にいる訳なので、二人が上手くいくまでには、山あり谷ありとスリル一杯であります。
全7巻という長丁場がそれを物語っており、その間には、攻めが他の男とやりまくる、なんて読者には厳しくてつらい場面もあります。
しかし、最後の巻の題名が『交渉人は愛される』となっているのには、やはり意味があるのだと感じられた作品でした!
②『夏の塩』から始まる魚住くんシリーズ
榎田さんのデビュー作です。シリーズ最初の『夏の塩』から始まり、全5冊+1冊です。
最初の『夏の塩』は20年前に出版されていて、この時のシリーズ本は絶版になり、一時期、この「魚住くん」シリーズは幻の本でした。
再販を望む声が多かったのか、何年か前に単行本で再販され、最近では榎田ユウリ名義で、BLとしてではなく一般の読み物として文庫化されています。
プラス1冊としているのは、再販されていないその後を描いた1冊があるのです。
これこそ幻の1冊ですね。
普通のサラリーマンの久留米のところにやってきて勝手に居候をする学生時代の同級生の魚住君。
この魚住君、顔はいいのに、味覚障害や拒食症など、いろいろな問題をかかえています。
そんな魚住君が久留米と触れ合ううちに悲しい過去を乗り越えて強くなっていきます。
ノンケの二人がゆっくりゆっくりと心を通わせていく内容は、あまりBLらしくないかもしれません。
しかし紆余曲折はあるけれど、徐々に互いにひかれていくというのは、男女間とか男同士だからというのは、あまり関係がなく、甘酸っぱくキュンとしてきます。
デビュー作ということで、たぶんまだ20代くらいの榎田さんの文章はとても若々しくて、素直に感動してしまう本です。
シリーズの題名が
・『夏の塩』
・『プラスチックのふたつの空』
・『メッセージ』
・『過敏症』
・『リムレスの空(夏の子供)』
となっていすが、この題名を読んだだけでも、ドキドキしてきませんか?
ぜひとも読んでいただきたいシリーズです。
③『犬ほど素敵な商売はない』から始まるペットシリーズ
このペットシリーズは他のシリーズものと違って、主人公が一話ごとに代わります。
『犬ほど素敵な商売はない』から始まり全4冊ですが、全て会員制のデートクラブ『Pet Lovers』で出会う主人とペットたちの話です。
この『Pet Lovers』の主人とペットというのは、いわゆるプレイではないところが純粋で面白いと感じました!
成功しているくせして寂しがりやの轡田と、その轡田のもとへペットとしてやってくるろくでなしの三浦が主人公。
主人の言うことを聞かないペット(三浦)に轡田がしつけをしていくのですが、その話の途中が、痛いんです。
そいういうプレーで体が痛いのではなく、心が痛くなってきます。
でも、ペットを躾けるのにはそのくらいの痛さや辛さが必要なのかもしれません。
ペットを躾けた後には、信頼や愛が深まるものです。
そう、この主人公の二人も最後が、めちゃくちゃ甘いのです。
砂糖菓子のように。この最後は何度読んでも、顔がほころんでしまいます。
このシリーズは一話読みきりなので、他のシリーズ物よりは読みやすいと思います。
個人的には、シリーズ最初の「犬ほど素敵な商売はない」は、かなりの数のBL小説を読んでいる私の中でも、上位に位置している本です。
④『nez』シリーズ
元公安のエリート様だが、神経質で空気が読めない人間敵にはどうなの?という鷹目と、女好きでお調子者で、すごく鼻がきく特異体質な燕。
性格は正反対のこの二人が、相性判断会社でコンビを組んでいて、一緒に仕事をしているうちに身体の関係ができてしまいます。
性格の相性は最悪なのに、体の相性は最高!っていう二人。
反発しあっている二人が、体を重ねていくうちになんとなく、不思議な感情が沸き上がっていく美味しい展開。
認めなくはないけれど、ある事件によってお互いが一番大事だということに気づいたときは読んでいるこちらも大興奮です。
最後にはなりふり構わずにお姫様を助けにいく鷹目がものすごく素敵です。想いの通じあった二人の甘々ぶりも、ニヤニヤさせられます。
ちなみに「nez」ってどういう意味なの?と思って、調べたらフランス語で「鼻」という意味らしいです。
匂いが、この本の鍵を握っているので、この題名にしたのでしょうか。
日本語で『鼻』とするよりも『nez』というほうが色気があっていいですね。
⑤『愛とは言えない』の恋愛シリーズ
この恋愛シリーズは、実は小説と漫画がコラボしている作品です。
小説は「愛とは言えない」という題名で、漫画は「恋とは呼べない」となっている、なかなか珍しい作品です。
ここでは小説の『愛とは言えない』を取り上げていきます。
この作品の主人公は30代半の会社を経営している実業家の橘高と、大学の准教授のサガンの二人の大人の男です。
大学時代に付き合っていたが、別れてしまった二人が十何年ぶりに再会する、いわゆる再会物ですね。
社会ではバリバリと活躍している大人のはずなのに、自分の恋にはどうしていいかわからずに右往左往しています。
お互いに恋人がいると勘違いして、他の男と寝てしまったり。その他の男というのが、漫画の「恋と呼べない」に出てくる主人公の英と淳平というわけです。
小説と漫画で、主人公が入れ替わっていて、違う視点での話は、また違う意味で面白いと思います。
誤解があったりすれ違ったりしますが、絡んだ糸をゆっくりとほぐしながら、話が進んでいきます。
二人がどうなるのか、ハラハラドキドキで胸が痛くなって、涙が止まりません。こんな愛もあるのだなと、心に深く刺さります。
だからこそ恋愛シリーズなのでしょうね。
榎田尤利のTwitterアカウントについて
残念ながら榎田尤利名義でのTwitterはありませんでした。
榎田ユウリではTwitterをされているようなので、作品がお好みの方は是非チェックしてみてくださいね。
榎田ユウリさんのTwitterのURLはこちらです!!
Tweets by edayuuri
榎田尤利の公式ホームページは?
榎田尤利さんの公式ホームページのURLはこちらです、
https://note.com/edayuuri
最近ではSNSでの告知が主流となっレおりますが、このHPには『交渉人シリーズ』の小品も載っています。
商業誌では読めないものなので、こういうHPって、本当にうれしいですね。
結局、榎田尤利さんの魅力って何だろう?
今回は、榎田尤利さんの代表的なシリーズ物を紹介させていただきましたが、このほかにもたくさんのシリーズ物をお書きになっています。
もちろん、シリーズ物だけではありません。最近では、BL小説から飛び出して、一般の本もお書きになっているようですね。
やはり才能のある小説家なのでしょう。
BL小説は、ただのやるだけの話や、こんなこと実際にはないだろうと、突っ込みどころ満載な話が多い中、きちんと内容があって、じいんと胸を打つような話は、心の底に響きます。
男同士の恋愛であるから、BL小説という枠の中に入ってしまっていますが、たぶん、それ以上の満足感を与えてくれるでしょう。
榎田さんの魅力を一言でいうのは難しいので、やはり読んでみるのが一番かもしれません。
まとめ:榎田尤利さんの「切ない」「健気受け」「あまあま」作品の世界を体験しよう
榎田尤利さんの作品は「切ない」「健気受け」「あまあま」など王道なものがい多いようです!
王道のストーリーの中にもBLならではのキュンキュンが詰まっていてとても読み応えがあります。
また、作品数もかなり多く、BL小説の枠を超えて、一般の小説もお書きになっている榎田さんは、本当に実力にある方だと思います。
多くのBL作家がいる中、20年近くも第一線で活躍する榎田さんって、やはりすごいですね。
「BL小説はちょっとハードルが高い」と思っている方も、榎田さんの本なら入りやすいと思います。
本格的なストーリーやちょっと切ない雰囲気な作品が好きな人には、ぜひ読んでいただきたいです!
