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中村明日美子とは?どんなBL作家さんなのか?オススメ作品をまとめました

中村明日美子とは?BL作家

「中村明日美子って、名前はよく聞くけどどんな作品を描いてるの?」と気になっていませんか?

この記事では、中村明日美子さんの作品について解説します。

結論からお伝えすると、中村明日美子さんの作品は「目を惹く美しい絵」や、「青春も背徳感も見事に編み上げるストーリー性」があります。そして「言葉だけではなく絵から温度や音、においなどが伝わっていく描写力」も特徴です。

原画展の開催や、メディアミックスされている作品も多く、ドラマCD化やアニメ化だけでなく、実写映画化された作品もある人気作家さんです。

中村明日美子さんに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

中村明日美子の出身地は?

中村明日美子さんは、神奈川県出身の漫画家です。神奈川を走る小田急線を舞台とする『鉄道少女漫画』を描かれていたり、その他の作品にも小田急線が登場するなど、地元愛が伺えます。

中村明日美子のおすすめの連載作品5つを紹介!

①『同級生』
②『空と原』
③『あの日、制服で』
④『ダブルミンツ』
⑤『薫りの継承』

①『同級生』

『同級生』は、バンドマンの高校生・草壁と、真面目な優等生・佐条が織りなす青春ラブストーリー。ドラマCD化やアニメ映画化もされた、中村明日美子さんの代表作とも言える一作です。

とある男子校の合唱祭前。草壁は放課後の教室で一人、佐条が歌の練習をしていることに気付く。その姿に目を奪われた草壁は歌を教えると提案してしまうが、次第に佐条が歌を練習する理由は音楽教師・原のためなのではないかと思い悩んでしまい……。

エロは少しだけ。続編として『卒業生 -春-』『卒業生 -冬-』『O.B.(1)』『O.B.(2)』も出ており、二人が高校から卒業しそれぞれの道へ進む成長の様子も楽しむことができるシリーズです。

②『空と原』

『空と原』は、『同級生』シリーズの音楽教師・原と、新入生・空乃の物語。『同級生』シリーズの草壁・佐条が卒業した後からお話は始まります。

佐条への未練を振り切るべくゲイバーに向かった原。そこで惹かれたソラノは、実は原のいる高校の新入生だった。すっかり恋愛に臆病になっている原とは対象的に、幸せになることに対して躊躇のないソラノ。そこへ、原の学生時代の想い人・有坂が臨時講師として赴任してきて……。

原先生は37歳で髭面のおじさん。そんなおじさんが、まるで初恋のようにソラノに翻弄され、一喜一憂する姿は読んでいてかわいいと思ってしまうこと間違いなし。エロはなく、受け攻めも明示されていないので、自由に解釈して楽しめる作品です。

③『あの日、制服で』

『あの日、制服で』は6編からなるオムニバス作品。タイトルにもある「制服」に絡め、学生たちの恋や、学生の頃の恋を引きずる大人たちが描かれています。

卒業式で告白してきた相手が、数年後に再会した同窓会で結婚指輪をしていた。それに気付きつつも一夜を共にしてしまう表題作「あの日、制服で」。前の学校で教師と関係を持ったと噂されている転校生の制服の間から、女物の下着が見えて戸惑う「転校生」。

どのお話もしっかりとしたエロがあり、繊細なタッチで描かれる学生の制服姿の禁欲的な姿とのギャップも感じられる、おすすめの一冊です。

④『ダブルミンツ』

『ダブルミンツ』は、漢字は違うけれど同姓同名の”みつお”と”ミツオ”が、”二人で1つ”になっていく過程を描くダークなロマンス。実写映画化もされ、話題になった作品です。

学生時代、ミツオはみつおに虐められ、彼の犬として服従していた過去を持つ。ある日、久々に掛かってきたみつおからの電話は「女を殺してしまった」という内容だった。再会した二人は共犯者となり、次第に主従関係も変化していって……。

みつおとミツオは主従関係ですが、セックスのときは立場が逆転し、みつおがM、ミツオがSの立場に。全く違う二人が、次第に自分たちを一つだと思い溶け合っていく。ハードなエロも濃厚に描かれている作品です。

⑤『薫りの継承』

『薫りの継承』は、両親の再婚により義兄弟になった忍と竹蔵の、妖しくも美しい、背徳感あふれる物語です。

子供の頃、両親の再婚により義兄となった忍に対し、恋愛感情を懐いていた竹蔵。一方忍は、竹蔵を避けるような行動を取るばかりだった。やがて大人になり、忍は結婚し子供もできたが、竹蔵の思いは消えない。

そんなある日、忍は竹蔵の息子・要の手引で、忍のことを抱いてしまう。その身に、忍の妻の香水の薫りを纏って……。

お話のキーとなる、まるで立ち上るような「薫り」が感じられる画力に感動します。背徳的なエロスを読みたい方におすすめです。

中村明日美子のTwitterアカウントはどれ?

中村明日美子さんのTwitterアカウントはこちらです。

出版社が管理されているアカウントですが、中村明日美子さんご本人が呟かれることも多く、ラフ画がアップされることも。お仕事情報なども数多くリツイートされていますので、要チェックです。

中村明日美子の公式ホームページは?

中村明日美子さんは現在、公式ホームページは開設されていませんでした。Twitterの更新頻度が高いので、そちらをチェックすることをおすすめします。

私が思う中村明日美子の作品の魅力!

私が思う中村明日美子さんの作品の魅力は3つあります。

①ハッと目を惹く、絵画のように美しい絵
②学生の淡い青春も、義兄弟のダークな関係性も濃密に描くストーリー性
③言葉だけではなく、絵から伝わってくる空気感

中村明日美子さんの作品の表紙は、どれも一枚の絵画のような仕上がりで、平積みになった本屋さんでもハッと目を惹きます。本文もあの細く繊細なタッチで、黒髪・三白眼・眼鏡の高校生から、柔らかな目をしたパリッとスーツを着こなす会社員まで描きこなします。

『同級生』のような青春ストーリーもあれば、『薫りの継承』のようにダークなお話まで描かれているのが特徴。どちらも、関係性の変化が伝わってくる重厚なストーリーです。しかし、前者は重すぎないタッチで、後者は匂い立つようなエロスを感じる絵柄で描き分けているのも注目のポイントです。

まとめ:誰もの目を惹く美しく独特なタッチと、重厚なストーリーで読者の心を揺さぶる物語。中村明日美子先生の世界はまさに陶酔する美しさ。

中村明日美子さんの作品は、目を惹く美しい絵や、青春も背徳感も見事に編み上げるストーリー、そして、言葉だけではなく絵から温度や音、においなどが伝わっていく描写力が特徴です。

その特徴的な絵柄は、一度見たらきっと忘れられなくなる魔力を秘めています。その上、青春ストーリーでは軽やかに、ダークなストーリーでは張り詰めた糸のように冷たい印象が感じられるほど、絵柄の使い分けが上手な作家さんでもあります。

ドラマCD化やアニメ化がされた『同級生』、実写映画化された『ダブルミンツ』など、様々な角度から中村明日美子ワールドを堪能することも可能。

これを機に興味を持たれた方は、ぜひ中村明日美子さんの作品を読んでみてくださいね。